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プロに学ぶ本格和食料理

9月 蓮蒸(はすむ)し
2014年08月20日

いつもと違うレンコンの食感を味わう銀色のあんで上品に

 さくさくとした歯ごたえが楽しいレンコン。
すりおろして蒸す食べ方はもちっとした食感で、蒸すことで旨味が凝縮されます。優しい味の銀あんをたっぷりかけて、上品な味わいの逸品です。

 

材料(2人分)

レンコン―1個、サワラ―2切れ、わさび―適量、たたき梅―適量、塩―少々
銀あん

水―200ml、昆布―3cm幅、かつお節―適量、薄口しょうゆ―適量、塩―少々、片栗粉―適量

■作り方

1. 銀あんの調味料を鍋にすべて入れて火にかけ、沸いたら火からおろし、濾(こ)します。再度火にかけながら、水溶き片栗粉を少しずつ流し入れてとろみをつけます

2. レンコンは皮をむいておろし金ですりおろします。鍋に入れて5分ほど火にかけます。ねばりが出るまで練ります。

3. サワラは塩を振り、蒸し器で身が硬くならない程度に蒸します。

4. サワラを②のレンコンで包み、器に入れて7〜8分蒸し器で蒸します。


5. 蒸し上がったら、温かい銀あんを注いで、わさび、たたき梅を盛りつけて完成です。

 〈ポイント〉

サワラは二度蒸すので、下ごしらえで身が硬くなり過ぎないように注意します。
蒸し器がない場合は、大きい鍋に水を張り、器を逆さに置いて台にして、代用することができます。


♦今月の料理担当
栗林信弘さん

 
日本料理「ほうおう」