秋の味覚をつめこんで香ばしい甘だれの香りが食欲をかき立てる、この連載初のお肉レシピ。
上品だけれどもしっかりした甘めのたれで、ご飯がぐいぐいすすみます。
食欲の秋を堪能できる一品、ぜひメインとして食卓を彩ってはいかがでしょうか。
【材料(2人分)】
鶏もも肉―300g、ゴボウ―1/3本、栗―4個、ニンジン―1/4本
◇合わせ調味料A
酒―100ml、みりん―100ml、濃口しょうゆ―100ml
◇合わせ調味料B
かつおだし―150ml、みりん―15ml、濃口しょうゆ―15ml
◇合わせ調味料C
かつおだし―400ml、昆布―3cm幅、薄口しょうゆ―15ml、みりん―30ml、塩―適量
◇作り方
1.鶏肉の身を開き、合わせ調味料Aに15〜20分漬けます。
2.ゴボウは拍子木切りし、酢水でやわらかくなるまでゆで、上げたら水にさらします。調味料Bに漬けて味を含めます。
3.栗、拍子木切りしたニンジンは下ゆでをし、調味料Cで煮ます。
4.鶏肉の上に、ゴボウ、栗、ニンジンを乗せて巻き、クッキングシートとアルミホイルで包みます。
5.200℃のオーブンで20分ぐらい焼きます。
6.取り出したら、調味料Cをハケで塗り、なにも包まずに再度焼きます。これを2〜3回繰り返します。
7.食べやすい大きさに切って器に盛り、焼いたシシトウやパプリカ、サツマイモで彩りを添えて出来上がりです。
〈ポイント〉
ハケで塗るたれは、艶と、香ばしい匂いが出て、より一層美味しくさせることができる大切なひと工程です。
♦今月の料理担当
前田興一さん
料理 日本料理「ほうおう」
写真 内田祐介