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プロに学ぶ本格和食料理

1月 真鯛(まだい)かぶら蒸し
2014年12月20日

口いっぱいに広がる多食感と鯛の上品な旨味を蒸して封じ込めて

この時季脂が乗り甘味も増して、噛めば噛むほど旨味が出てくる鯛。
柔らかい鯛と蕪(かぶ)のおろしに、キクラゲやユリ根で変化を加えて食感楽しくいただきましょう。
小鉢としての一品ですが、もちろんメインとしても楽しめます。

【材料(2人分)】
タイ(切り身)—60g、カブ―1個、ギンナン―2粒、ユリ根—10g、キクラゲ ―5g、ミツバ―2本、卵白(溶いたもの)―小さじ2、塩―少々、ワサビ―適量
■だし
かつおだし―200cc、塩―3g、酒―少々、薄口しょうゆ―少々、片栗粉―適量

〈ポイント〉
蒸し器がないご家庭や少人数で蒸し器を使うのは面倒の場合は、お湯を張った鍋の中に逆さにした深めの皿を置き、その上に蒸すものを皿ごと乗せて代用することもできます。

1.タイの切り身に塩を振りかけ、味をしみ込ませるため30分おいてからゆでます。

2.カブは生のまますりおろし、塩と卵白を入れ混ぜ合わせます。

3.キクラゲは水で戻して千切りにし、ギンナンはスライスにします。ユリ根、ミツバはゆでて食べやすい大きさに切っておきます。

4.器に盛りつけたタイに2をかけて、キクラゲ、ギンナン、ユリ根を乗せます。蒸し器で5〜7分蒸し上げます。

5.水溶き片栗粉でとろみをつけただしを器に流し入れ、ワサビとミツバを盛りつけます。

♦今月の料理担当
栗林信弘さん