ぷっくりと身がつまった浅利としゃきっとした分葱の食感を酢みそでいただく
鉄砲和えは、ワケギ(=ネギ)の芯が抜けるのが鉄砲の筒に似ることから、その名がつけられました。アサリは春の産卵の時期が、身が肥えておいしいといわれています。とても簡単で旬なレシピ、食卓にもう一品添えたいときにおすすめです。
【材料(2人分)】
アサリ(殻付き)―10個、ワケギ―2本、ワラビ―4本、浜防風―4本
■からし酢みそ
白みそ―250g、砂糖―25g、練りがらし―6g、薄口しょうゆ―大さじ1、酢―60cc
〈ポイント〉
和え物にしたときのワケギのぬめりは、苦手な方も多いと思います。
しっかり冷ましてからぬめりを取りましょう。
麺棒などを転がしてしごきます。
麺棒がないときは手でしごいてもぬめりを取り除くことができます。
1.アサリは砂抜きをします。鍋に酒を入れて沸かしてゆで、火が通ったらざるに上げます。
2.ワケギとワラビはそれぞれ別の鍋で塩ゆでし、ざるに上げて冷まします。
3.ワケギはぬめりがとれたら、3cm幅で切ります。
4.ワラビも3cm幅に切ります。
5.からし酢みその調味料をすべてボウルに入れて混ぜ合わせます。アサリ、ワケギ、ワラビを入れて和えます。
6.器に盛り、ゆでた浜防風を散らします。
♦今月の料理担当
栗林信弘さん
料理 日本料理「ほうおう」
写真 内田祐介