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プロに学ぶ本格和食料理

7月 豆腐うなぎ
2015年06月20日
香ばしい香りで食欲をそそる なんちゃってうなぎ 
精進料理として古くからあるレシピ。のりで皮を、ゴボウで小骨の食感を出し、豆腐をうなぎに見立てています。豆腐なので柔らかく、お子さんやご年配の方、ダイエット中の方にもおすすめです。

【材料(2人分)】
木綿豆腐―2丁、大和イモ―40g、卵白―1個分、ゴボウ―200g、のり―1枚、砂糖―少々、塩—少々、山椒(サンショ)―適量、蒲焼きのたれ—適量、はじかみ―2本、あんずの蜜煮―4個

〈ポイント〉
木綿豆腐は調理中扱いにくくなるので、しっかり水分を切ることが大切です。

1.木綿豆腐をゆでて、ざるに上げ、押し豆腐にします。水分を切ったらすり鉢で滑らかになるまですります。

2.すりおろした大和イモと卵白、ごま油で炒めた千切りゴボウを加え、砂糖、塩で下味をつけて、混ぜ合わせて生地にします。

3.のりに生地を塗ります。余分なのりを切り落とし、さえ箸で溝を作り、うなぎのかたちに整えます。
 

4.蒸し器で蒸したら、表面に蒲焼きのたれを塗り、200℃のオーブンで1分ほど焼きます。2回繰り返します。

5.ひっくり返してのりの面を上にし、たれを塗りオーブンに入れます。焦げないよう注意しながら3、4回繰り返します。
 

6.切って器に盛り、山椒をかけます。はじかみ、あんずの蜜煮を添えます。


♦今月の料理担当
前田興一さん

歌舞伎座の華やかで美味しいお料理、お弁当を作っている「歌舞伎座サービス」。
歌舞伎座の隣り「松竹倶楽部ビル」3Fに直営店を営んでいます。
歌舞伎観劇の幕間に、または観劇後に、旬の日本の美味をゆっくりとご堪能ください。

日本料理「ほうおう」