ブリのうま味をとじ込めた甘い大根は冬ならではの味覚
ブリは寒ブリとも言われるように冬が旬。脂ののったおいしいブリと、甘味を一層増した大根のハーモニーは王道のおいしさ。大根は焼き目をつけるひと手間で、香ばしく味に深みが出ます。いつものブリ大根とはひと味違ったおいしさに。
【材料(2人分)】
ブリ−80g、大根−200g、シシトウ−2本、シイタケ−2個、片栗粉−適宜、ブリのあら−適宜、ユズの皮−適宜、ユズコショウ−適宜
Aだし汁−500cc、酒−450cc、みりん−300cc、濃口しょうゆ−450cc、砂糖−大さじ4杯
1.大根は皮を厚めにむき、幅2センチに切り、米のとぎ汁で竹串がすっと通るくらいまでゆでます。米のとぎ汁で大根のアクがとれ、味が染みやすくなります。
2.鍋にAを合わせて火にかけ、1とぶつ切りしたブリのあらを入れて味がしみるまで煮ます。
3.ブリは切り身にして塩をふり、臭みをとります。
4.油をひいたフライパンに2の大根を入れて軽く焼き目がつく程度に焼きます。3のブリとシシトウも焼きます。
5.2の煮汁を少量とって煮詰め、ユズコショウを少々加えて混ぜます。
6.皿に大根とブリを盛りつけ、シシトウを添えます。ユズの皮を千切りしてのせます。
〈ポイント〉
大根は十字に隠し包丁を入れてブリのあらと一緒に煮ると、味がしっかりしみ込みます。
料理 日本料理「ほうおう」
写真 内田祐介