4月から始まったNHK 朝の連続テレビ小説「エール」。
世界的作曲家 古関裕而(こせきゆうじ)さん夫妻を主人公とした音楽がテーマのドラマです。
独学で作曲を学び、昭和39年東京オリンピックのテーマ曲「オリンピック・マーチ」ほか、スポーツ関連、映画にドラマ、あらゆるジャンルの作曲を手がけ、生涯に五千曲を作曲されました。私が子供の頃は、TVの歌謡番組で指揮棒を振っていらしたり、審査員を務められていたダンディな姿が脳裏に焼き付いております。(歳がバレるーー。笑)
ドラマの舞台
古関裕而さんの出身地 福島県伊達郡川俣町は、絹の町。
川俣町は、いまも養蚕が残る福島県の中でも、蚕糸業発祥の地として、1300年もの歴史があると伝説でも伝えられています。江戸時代慶長年間には、生糸、羽二重を取引する二七市が立ち、絹の輸出ブームによって機械化された「川俣羽二重」が世界に名を馳せます。そのため、海外からの物、情報もいち早く取り入れられ、鉄道 川俣線も走っていたほどのハイカラな町でした。
現在でも、羽二重などが織られていて、例年「かわまたシルクフェスティバル」が開催されるなど、その技術と文化が伝え残されています。
川俣の養蚕、織物の歴史などを紹介
からりこ館
はた織、染色体験
さて、ドラマセットを見ていて気になるのが、裕而さんのご実家だった呉服店をはじめとした絹の里らしさあふれるセット。
「喜多一呉服店」「FUJI SILK 藤絹布」「廣瀬力織機製作所」「福島生糸荷造所」「染物屋」などのセットがリアルに再現されていて、ついつい目が行ってしまいます。
「360度ビュー」
こちらからぐるり散歩をするように、川俣町のセットを見られます!
川俣シルクのマスク販売
川俣シルクファクトリー パニュエロ
「フェアリー・フェザー(妖精の羽)」 齋栄織物
世界が評価 極薄の絹織物
きものから洋服へと移行する時代
そして、やはり見逃せないのは、出演者たちの衣装。
今放映しているのは、大正時代。ハイカラな洋服姿と鮮やかな色のきもの姿の人々が、違和感なく共存。いまも、このくらいの割合できものが着られていたら面白いのになー、と思います。
個人的にぐっときたのが、祐一さん(裕而さんの役名)の小学生時代の袴姿。シャツの上に絣のきものと袴。
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