本日 5月5日は端午の節句、こどもの日。
新型コロナ感染対策のさらなる自粛要請が決まりましたが、確実に暦は進み、陽気はうららかを通り越して、もうすでに、少しでも動けば、汗ばみはじめるほど。連日の在宅で、GWの実感も薄いですが、連休としては一応あと1日ですね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
朝からカーテンを洗濯したり、部屋のレイアウト変えたりとドタバタしていると、しばらく会えていない甥っ子(小学生)から、「荷物ついたよー」とビデオ電話がかかってきました。昨日、子供の日に向けていろいろ詰めて送っておいたのです。お菓子やら絵本やらを入れましたが、やはり一番喜んでいたのはプチお小遣いでした(笑)。
その後、ママ(私の妹)が送ってくれた写メが、出窓に飾られた端午の日のお飾りでした。ズラリ並べられたものは、いずれも息子の成長を祈るモチーフばかり。
鯉のぼり(モビール)
兜(かぶと。焼物)
蜻蛉(とんぼ。竹細工)
寅(土鈴)
兜(上杉鷹山の名入り折紙製)
端午の節句飾の画(グリーティングカード)
・鎧兜 / 武運、守備
・家紋入り提灯 / 家内安全
・破魔矢 / 魔除け
・刀 / 武運
・鯉のぼり / 龍の化身、出世
・吹き流し / 魔除け
・巴太鼓 / 勝鬨を上げる
・末広 / 末広がりの吉祥
・粽 / 厄除け(主に関西)
・柏餅 / 厄除け(主に関東)
・菖蒲 / 勝負運、邪気を払う
・寅 / 生命力
・白馬 / 神の使い
「端午の節供」から「こどもの日」へ
「端午の節句」は、五節句のうちの一つ。中国から日本に伝わり、宮中で厄払いの行事とされました。のちに鎌倉時代の武士の世で、男子の健やかな成長の行事として広まったことから、現在のような兜を飾り、武運を祈る風習となり、江戸時代には「鯉の滝登り*」図柄をヒントに、外の風になびかせる「鯉のぼり」を作り出したといわれています。
*急流の滝を登りきった鯉が、龍に変化するという中国の故事。転じて、「龍門に登った」と形容する立身出世の例え。
さらに「こどもの日」は1948(昭和23)年に祝日法2条により、国民の祝日として制定されました。(ちなみに、女児の節供 雛まつりの3月3日は、祝日ではありません)
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」
母を思いやることにまで言及されていたとは、知りませんでした(汗)。
こんな状況下でも、世界中のこどもたち、毎日ご飯をつくってあげているお母さまたちが、健やかに暮らせていることを祈ります。
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今年はおいしい柏餅にも菖蒲湯にもありつけず。残念っ!! もうしばらく、我慢、ガマン! こういった風習も、平和でこそ広く続けられるもの。1日も早い収束を祈ります。
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