STAY HOME週間の日々、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
弊誌編集部でもリモート仕事が続いています。
必然、運動不足となっており、せめてもの散歩に出かけたときに和ませてくれるのが、ご近所さんのお庭の花々。そして農家さんたちが作業されている畑の作物の成長の様子。人間がバタバタしている間にも、自然は確実に時を刻んでくれているのだなー、とありがたい思いになります。
さて、4月号からリニューアルをした『花saku』。
読者の皆さまからのお便りで反響の高い新連載の一つが、
季節の茶花の写真とエッセイを寄せてくださる
大和百合子(おわゆりこ)さんのページ
「諏訪の風を運ぶ 信州 里山の花暦」です。
(5月号より 花:中国八角蓮、都忘れ、白牡丹 / 器:伊勢崎晃一朗)
大和さんは、信州下諏訪でご主人と共に農業に従事しながら、花人 唐木さちさんに弟子入り。 その影響で茶道にも親しみ、野に咲く花と自宅の庭の花をふんだんに使い、花入れを楽しまれています。
大和百合子さん@ご自宅の庭にて
そもそも、大和さんとの出会いは2019年11月号「錦秋に染まる諏訪湖畔 岡谷 絲都めぐりのきもの旅」 のロケに出かけた2018年の秋でした。
読者モデルさんたちとのお食事のためにと紹介していただいた手打ち蕎麦屋 苔泉亭さん。蔵付きの古民家を改装し、工芸作家さんの作品を展示販売されているギャラリーも併設されている素敵なしつらえ。玄関前の手水鉢から、茶室、中庭、廊下、蔵の中から店内のいたるところにそっと生けられていたのが、大和さんの茶花でした。
その場にマッチした趣があまりに素敵で、写真を撮りまくりました。もちろん、手打ち蕎麦も美味しく大感激しましたが、同様に魅力的なお花が忘れられず、苔泉亭のご主人にお願いし、ご紹介いただいたのが大和さんでした。
突然のお電話で連載のお願いをすると、お会いしたこともなかったのに、快くご快諾くださいました。
中国八角蓮
翌一年間をかけて旬の花々の写真を撮り溜めていただき、4月号から掲載が始まりました。
「農業を生業とするうちに見えてきたのは、
美しさを秘めた自然の神秘。
野にあるが如く活けるといわれる茶花を通して、
自然豊かな諏訪の彩りをお届けします」
諏訪の暮らしについても綴られるエッセイも合わせて、お楽しみください。
つつじ、白花露草、ハウチワカエデ、ムベの蔓、イチリンソウ
撮影:柳沢克吉
撮影協力:苔泉亭(萩月庵 千ひろ)
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