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教えて安田先生 きもの塾

第75回 袖をつける
2014年07月20日
第74回でつくった袖襦袢をきものにつけます。
楽しいお出かけ、おしゃれなきものはすぐそこです。
きものに袖襦袢をつけるのは思っているよりもずっと簡単です。
 
きものにつける場合

1 きものの袖とつくった襦袢の袖を重ねて寸法を確認し、きものの身頃側から身八つ口を通して袖をいれ、振りできものとぴったりとあわせます。

 

 

2 つくった袖の山ときものの肩山の折り目を合わせて待針を打ちます。

 

 

3 袖を返して、きもののつくった襦袢の袖を袖付をつけます。
このときに、きものに対して、つくった袖の袖付を5mmほど控えます。

 

 

袖裏の縫い代を合わせて、縫いつけていきます。
赤色は袖のしつけ糸、水色が縫い糸になっています。

 

 

5 袖付に袖がつき縫い上がりました。

 


6
袖を返して完成です。

 

 

衿襦袢につける場合


1
第73
回でご紹介した衿襦袢につけることもできます。
これならば、涼しい上にお洗濯も簡単。
きもの着用後の面倒さもなくなり、快適なきもの生活が待っています。


2
左袖(向かって右)は既存のものですが、右(向かって左)には袖がありません。
右の状態がスタートになります。

 

 

3
肩山に印をつけます。

 


4

肩山の上に袖山をのせます。
縫い代は0,5cm~1cmです。

 


5

袖付を合わせて待ち針を打ちます。

 



二目落としで縫っていきます。
写真では赤色が袖のしつけ糸、水色が縫い糸です。

 

 


衿襦袢が完成です。