きものを着たからといって、家のなかで立ったままではいられません。
電車に乗ったり、階段を上ったり。出先では座ったりもします。
動けば着崩れするのは当たり前。
雑誌などできれいに着付けた写真をご覧になっているので、気にする方は多いのですが、動作に伴いしわが出るのは当たり前のこと。
どこまでが許容で、どこから直せばいいのか、どのように直すのかを考えます。
◆OKラインとNGラインを知る
きれいな着姿です。着付けたばかりの状態です。 |
【愛おしむしわ】 |
電車に乗って吊革につかまる、着席する、階段を上る、物を拾う……、 |
|
これはもう、席をはずして直さなくてはいけない状態です。 |
◆着崩れを直す
■衿を直す | |
1.きものの衿を長襦袢に沿わせて、きものの衿を正します。 |
2.襦袢の衿を出します |
1.帯の下で衿下を引きます。 |
2.おはしょりを整えます。 |
3.衿先が外れると裾が崩れてしまいます。
腰紐にかかったところから、衿先が5cmほど出るようにします
|
■帯揚を直す
帯揚が出てしまった場合は、中心を押し戻します。
■裾を直す
1.自分の長さを決め、身頃を上げます。
2.おはしょりを整えます。
3.いずれのケースでもふりがそろっているかを確認。
身八ッ口と袖をそろえることも忘れずに。