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教えて安田先生 きもの塾

第103回 振袖にも、訪問着にも、華やかな変わり結び
2016年11月20日
年末年始は華やかな場での装いが増えますね。
訪問着にも締めることができる華やかな帯結びはいかがでしょうか。
お太鼓を斜めにした、ちょっと粋な変わり結びはフォーマルな装いに華を添えてくれます。

結び方
                                        
1. 前板を付け、胴柄の始めを後ろ中心よりもやや左寄りにして、手先を三角に折って肩に上げます。
 
2. 後ろ板は入れないで二巻きします。
 
3. 手を下ろして、帯の下線で折り上げて前に預けます。
 
4. てぬぐいをタテに三つ折りして巻いてつくった「帯受け台」を背中に入れます。
 
5. たれを広げます。
 
6. 写真のように左右の端を真ん中で突き合わせて折り込み、たれの幅を半分にします。
 
7. あらかじめ帯揚をかけておいた帯枕を6に入れて、「帯受け台」に乗せます。帯揚は前で仮結びをしておきます。

8. たれを戻し、たれ先を上げ、クルクルと巻いて花の芯をつくります。

9. 巻いた下側をさらに一折りして、8の花芯をくるんで花の形をつくります。


10. 9でつくった花の根元を仮紐で留めます。


11. 前に預けてあった手先を後ろへ。


12. 写真のように手先を折って三角形のひだをつくり、根元をゴムで留めます。


13. お太鼓の中に入れて、10の仮紐に預けます。
 
14. お太鼓の下線をきれいに広げて、斜にひだをつくり、帯紐を通します。
 
15. 前で帯締、帯揚をきれいに結びます。
 
16. 花と三角ひだの形を整えて出来上がりです。