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教えて安田先生 きもの塾

第104回 羽織を美しく着る、脱ぎながらたたむ
2016年12月20日

重ね着感覚で着ることのできる羽織は、きもののおしゃれアイテムの一つです。
帯結びに自信がない初心者の方にもおすすめ。羽織は室内で脱がなくていいといわれていますが、
TPOによっては、脱いだほうがいいこともあります。
そこで、まずは美しい羽織りかたと、立ったまま脱ぎながらたたんでいく方法をお伝えします。

モデル:奥田美惠さん


羽織を羽織る

               

1.きものの着方と同様に、衿の中心と乳(ち)の辺りを合わせて持って後ろに回して広げます。

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2.片側の肩にまずかけて、逆の肩にもかけます。

                         
3.左手で右衿を持ち、右手できものの袖を持ちます。

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羽織の袖から手を出す直前にきものの袖を離します。

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反対側も同様に。
 
4.羽織の袖下ときものの袖下を合わせて、振りを整えます。
反対側も同様に。

5.羽織紐を留めて、高さの調節をします。

※きものの衿を抜きすぎると羽織紐は上がってしまいます。
 

 

羽織を脱ぎながらたたむ

        

1.羽織紐を外します。
※コートの場合はホックや紐を下から外します。
 
2.衿を少し後ろにずらします。
 
3.手を逆手にして両袖口を持ち、そのまま後ろに手を回し、袖口と袖口を重ねます。
 
4.やりやすいほうの手で、両袖口を持って引いて脱ぎます。

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5.羽織を前に回して、もう片方の手で、両肩山を合わせて持ちます。
 
6.袖口と肩山を持って体の前で平行にします。
 
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7.肩山を持っていた手で袖付けを持ちます。
 
8.袖付けを持っていない手で、両袖の振りと両脇を一緒に持ちます。

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9.袖付けを持っていた手で、今度は両袖の振りと両脇を持ちます。
 
10.もう片方の手で袖下の位置で二つ折りして持ちます。あとは、状況に合わせて、さらにもう一折りして腕にかけたり、風呂敷に包んだりしてください。

 

美しい着姿チェック