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二十四節気と季節の着物合わせ

[ 2022年06月06日 00時00分 ]

芒種のころの着物合わせ

芒種(ぼうしゅ)とは。
稲や麦など穂の出る植物の種をまく頃。


日本には和の心を尊ぶ儀礼や行事が数多く存在します。
なかでも古来、草木や花にはさまざまな力が宿ると考えられてきました。
慣わしでいうと、子供たちの成長を願う5月の「菖蒲湯」、
別名「菊の節句」と呼ばれ長寿を願う
9月の「重陽の節句」などの行事がありますが、
いずれも邪気を払うことを目的としています。


6月は「紫陽花」が厄除けになるといわれているのをご存じでしょうか?
「紫陽花は霊力を秘めた花」という説があり、
古くから紫陽花を軒先に吊るしておくと、
金運を招き厄除けになると伝えられています。
また、紫陽花を半紙で包み水引で結んでトイレに吊るすと、
健康祈願になり婦人病対策にもなるとか。


美しい「紫陽花」の力を借りて、
無病息災、商売繁盛を祈願してみてはいかがでしょうか?

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芒種のころのきもの合わせ

きもの/単衣、絽、紗袷など
帯/絽、麻、絽綴、博多献上などの夏帯
長襦袢/絽、麻
半衿/楊柳、麻、絽 帯締/夏用

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候のことば:入梅

6月11日は入梅で、暦の上では梅雨入りです。
入梅の頃の旬食材といえば、鰯(いわし)。
この時期に水揚げされる真鰯(まいわし)は入梅鰯と呼ばれています。
産卵前の鰯は一年で最も脂がのり、舌の上でとろける口当たりです。

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