立夏(りっか)とは。
若葉が美しく輝き、日差しが強さを増すころ。
着物もそろそろ夏支度を。5月には25℃以上の夏日を観測する日も増えてきます。
すでに単衣をお召しの方も多いのではないでしょうか。5月の後半にはいっそのこと、夏物を着たくなる日もあるほどです。急な夏支度にあわてないよう、たんすを開けて、これからの季節の着物や帯、小物類をチェックしておきましょう。
気づかなかった汗ジミや、なかなか取れないたたみジワなどをみつけたらお近くの呉服店さんになるべく早めにご相談を。また、新しいコーディネートを考えたりしてみると、買い足したい小物などが明確になってくるかも。
楽しい夏支度をしてください♪◎-------◎-------◎-------◎-------◎-------◎-------◎
今月の情報
■立夏のころのきもの合わせ
■季節のことば「菖蒲(しょうぶ)葺(ふ)く」
■プロに学ぶ本格和食料理「鰹のたたき」
◎-------◎-------◎-------◎-------◎-------◎-------◎
立夏のころのきもの合わせ
きもの/袷、単衣
帯/経錦、綴織、螺鈿、組帯、唐織、佐賀錦などの袋帯
塩瀬、縮緬などの九寸染帯、名物裂、
刺しゅう、すくい織などのなごや帯
博多献上、組帯などの単帯、重くない各種袋帯など
長襦袢/単衣
半衿/塩瀬、楊柳 帯揚/綸子、絞り、縮緬
…◎ …● …◎ …● …◎ …● …◎ ●
季節のことば「菖蒲(しょうぶ)葺(ふ)く」
端午の節句(5月5日)に行う、邪気祓いと疫病除けの行事。
5月4日の夜、菖蒲とともに蓬(よもぎ)を添えて軒に挿します。
平安中期の宮廷で始まり、その後武士や庶民にも広がりましたが、
今ではその風習を伝える家はほとんどなくなりました。
◎ …● …◎ …● …◎ …● …◎ ●