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桐たんすの秘密

桐たんす。なんだかいいものらしいが、よくわからん2
2018年10月07日


「総桐たんす」と「桐たんす」の違い


だいたいからして200万円のものと2万円のものは、同じものではないんです。同じものだと考えるのであれば、値段の違いはどこにあるのだ? と、なってしまう。まったく違うものだと考えるほうが正しいし、そう考えなければ、普通理解を超えてしまうでしょう。

同じ素材で出来ていれば、同じものなのかとなります。
ここはある意味悩ましいところですが、たとえばブランド物のバッグと買い物をしたときに入れてくれる紙袋と、中に荷物を入れて運べるという機能でいえば、なんら変わるところはありません。
ですが、通販であれなんであれベニアで出来ているものよりは数段優れているのです。ここは大事です。
本来の桐箪たんすとしてはある意味困ったところですが、ベニヤで出来ているものよりは桐で出来ているものの方がずっと優れています。




通販で間に合わせに買うとしても、少なくとも最低限「総桐」と書いてあるものを買う。
決して一部合板使用と書いてあるものには手を出さない。ここは最低限のところで重要なところです。



「総桐たんす」と「桐たんす」はまったく別物です!


で、話は戻るのですが・・ 100万円もしたりするのは、それはそれで考え物。
桐の木は、基本的に植林して丹精して育てる木。安い木ではありませんが、そんなにすごく高い木でもありません。
そして職人さんが丹精して製作するたんすだから安いものではないけど、職人さんはそんなに高給取りでもありません。
でも100万円ぐらいのたんすはありますが……



一方で、2万円とか3万円とかで手作りはありませんよ。というかいわゆる職人さんの手作りは考えられません。
数時間で作れなければ、材料費も流通経費もあるのだから出来ないですね。
手作業で2時間で出来たとして、それを手作りといえるのかどうかと考えなければなりません。