こんにちは。
2021年初の『花saku』が発売となりました。
桜テーマの特集は3月、4月号が例年のサイクルですが、今年は少々早めに、2月号で。群馬県高崎市桜満開です! ご協力くださったのは、美保姿きもの総合学院 高崎校 の皆さま。
いまも各地で猛威を振るっている新型コロナですが、このロケも、その合間をぬって、緊急事態宣言が出る前のそして桜がギリギリ咲いていたというタイミングでした。できる限りの感染予防対策をしながらも心配な中のロケ。それでも、やはり野外の満開の桜な中できものをお召しになられたら、この晴々しいとびきりの笑顔。キュウキュウとしていた心が、解れたひと時でした。
今回の読者モデル4名さまの装いテーマは、春の紬のおしゃれ。
「春にうれしい泥大島」、「白大島のエレガンス」、「結城の柔らかさ」、「春に袖を通したい塩沢紬」と、それぞれに魅力的なコーディネートばかり。人気の紬の着こなしポイント、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。
今年の桜の時期には、少しずつでも落ち着いていると良いですね。きもの姿で、思い切り桜を楽しみたい!!そんな思いを温めていただくために
「『花saku』編集部セレクト きもので歩きたい 天晴れ秀逸桜ベスト20」を全国から選りすぐり掲載しています。きもの姿が映えるお近くのスポット、ぜひチェックしてみてください。
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連載「日本全国 染織探訪」は西陣への旅。洗練されたセンスと、隠されたこだわりで織られる西陣御召で人気の「秦流舎(しんりゅうしゃ)」さんを訪ねました。
緻密な紋織の御召が得意な秦流舎さん。今回は御召織の中でも、人気急上昇中の薄物を見せてくださいました。
捩り織(絡み織)を複雑に駆使した「糸羽紗 いとばしゃ」。
こちらは、帯地。織物に少しだけ、染めや繍(ぬい)を施し、うまく溶け込ませるようにして仕上げるバランス感覚が絶妙です。これは、元々が白生地屋を営んでいたルーツに依るもの。
こだわりの一つ、緯糸用の強撚糸。
数多ある西陣の機屋の中でも、独自のモノづくりで突き進む秦流舎のこだわりに迫っています。
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今月の草木染め「今月の彩」は、「墨紫」。
染料は、五倍子 ごばいし。このちょっと不思議な名前や引き込まれるような深みある紫の謎。どんなエピソードが秘められているでしょう。
今月の「きものとわたし」では、
過日、NHKテレビの人気番組「世界は欲しいものでできている」にも登場されたきもの研究家のシーラ・クリフさん。イギリスのご出身で、十文字学園女子大学教授として、きもの姿で女子大の教鞭をとりながら、世界中にきものの素晴らしさを広めています。
実はクリフさん、かつての連載「着物の髪型」にモデルとして登場くださったこともあり、2回目の登場となりました。
外国人だからこそ気づかれたきものの魅力、教えていただきました。
片岡明美さんによる「片岡亀蔵の 家内でございます」では、
久留米絣の故 松枝哲哉さんと小夜子さんご夫妻とのご縁が明らかに。深い思いにこころ打たれます。
各地で「緊急事態宣言」が発出され、お家時間が長くなっている方も多いと思います。ゆっくりと『花saku』2月号お読みになりたい方は、こちらからお求めいただけます。 → 『花saku』最新号
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