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花sakuブログ

自粛後初の取材へ。3時間で「旅気分」満喫。
2020年06月09日

こんにちは。

「今日は夏日!?」
そんなアナウンスが聞こえる日々に突入しているようです。まだ梅雨にも入っていないのに・・・。
マスク生活とこれからの暑さをどう両立させていくのか? 気になるところですが、とにかく、意識的な水分補給を心がけています。


皆さまも、お仕事や様々な活動が少しずつ戻り始めていることと思います。
さて、こちらはというと、 自粛生活が始まって以来、ほぼ徒歩圏内で暮らして早、3ヶ月近く。こんなに電車に乗らない日々って、いつ以来のことでしょう。

 

通常、『花saku』の取材やロケは数ヶ月、あるいは一年以上前に済ませることがほとんどですが、今回は対コロナ いくつかの都合が重なり、ネタ切れ寸前に(大汗)。

ということで、以前から「日本橋 丸上」さんにご推薦いただいていた「草木染 吉野間道」の「藤山工芸」さんの取材に、伺わせていただきました!

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品川駅から京急電鉄に乗り換え、約10分「立会川」下車。駅からさらに徒歩10分ほどで、大通り沿いから

「あちらですよ」

と上達さん(丸上社長さん)に言われて目をやると、ひときわ目立つ一角が藤山工芸さんでした。

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真っ青な初夏の空に映えた緑が生い茂る庭。それらは、染料として使われるヤシャブシ(↑ 画像の右側の木)や臭木(くさぎ)。そして母方のルーツである東京都の青ヶ島に因んだオオタニワタリに明日葉などなど。

炎天下を歩いているうちに、いつの間にやら南国へ着いてしまったような錯覚を覚えるほど、エネルギーに満ちた場所。

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そして、明るい笑顔で、出迎えてくださった藤山千春(右)さんと優子(左)さん(母娘)。

 

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語ってくださったのは、千春さんのルーツである東京都の青ヶ島について、吉野間道に出会わせてくれた師匠 柳悦孝師について、そして、二代に渡って引き継ぐ織の面白さ、難しさ。鮮やかな草木染の色の秘密、吉野間道の織の複雑さ。

最後に、吉野間道独特の「二重千切(にじゅうちきり)」の手機実演や、藤山工芸ならではの色を出す臭木の糸染め実演を見せていただきました。

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煮出した臭木の実。


お二人の自然な笑顔に癒され、お話しに熱くなったあっという間の3時間。

 

こんな微妙な時期に、快く取材を受けていだだけたことに大感謝。泊まりがけで南国へ旅をしてきたような充実感を得て、帰路につきました。

 

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鮮やかに草木染された糸。前の銀鼠色と、白系はヤシャブシ染め(手前の実)によるもの。

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秋に収穫期を迎える、庭のヤシャブシの実。



藤山母娘の「ファミリーヒストリー」のようなお話、素敵な作品画像の数々は『花saku8月月号720発売)で、じっくりお読みください。

お楽しみにーーー!




タグ: 藤山工芸  藤山千春  藤山優子  吉野間道  草木染  丸上  『花saku』  きもの