今年は桜の花の開花も早かったですし、桜前線もスピード違反じゃないかと思うほど超高速で北上していきました。桜の開花は毎年悩ましく、ロケ地やロケ美を決めるのにとても苦しみます。早かったり遅かったり、晴れたり曇ったり。
梅雨時には雨が多い! だって梅雨だから? と思いきや、意外と6月は晴れる日が多く、むしろ7月が雨が多かったり、3月から4月は寒暖の差が激しく、また思いのほか曇りや雨も多かったりして、美しい桜の花をバックに4月号を制作しようとするとこれはもう、気象予報士の資格が欲しくなるような毎年の悩みの種だったりしています。
ゴールデンウィークまっただ中!
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
大好評をいただき、読者の皆さまからお便りが続々と届いている今年の4月号。弘前の「さくらまつり」が今、まさにオンタイムなこともあってテレビなどでも盛んに報道されています。
観桜会100周年の節目の年に、弘前城の桜と観桜会という特集をさせていただくことができたこのご縁にただ、ただ感謝です。
いつもはゴールデンウィークに満開になる桜、今年はソメイヨシノはすっかり終わってしまいましたが、4月号の12ページでも紹介をさせていただいた「花筏(はないかだ)」が観光客のため息を誘っているとか。
(なんだか、ここを歩けそう(笑) 満開もいいですが、散った花びらが見せるこんな風情もいいですね)
また、枝に雪が降り積もったような「雪あかり」という白い桜は今が満開だそうで、弘前らしい風情に人気を集めているそうです。知人は4月20日頃に弘前を訪ねたそうですが、桜がかなり美しかったと感動していました。ゴールデンウィークの旅行先の人気ランキングも弘前が一位だという記事を見ました。なんだか、弘前の魅力がぎゅう〜っとつまった4月号が誇らしく感じてしまいます。
いずれにしても、編集部では毎年悩ましすぎる桜前線との闘い。今年はあれよあれよという間に東京を通り越し、茨城県結城市でなんとか八重桜に追いつくことができました。
『花saku』は、ご存じのとおり、読者と共に作る雑誌です。モデルを務めてくださるのも、読者の方々。また特集の企画も、読者の皆さまから頂戴するメールやハガキを基に企画を立案し、具体的な制作に入ります。
プロのモデルさんにお願いをしない分、撮影にはものすごく時間がかかります。カメラの前に立てば誰だって緊張してしまいますし、どうしたらいいか分からないですよね。
でも、そのおかげさまで、等身大の着姿を見ることが出来ると好評をいただき、読者の方々かた応援をいただけているような気がします。で、真夏や真冬の外での撮影というのはいかにもツライ! 暑い、寒い! を通り越して苦しい、痛い! みたいな中で「はい、笑って〜」とか「暑そうな顔して〜」とか「涼しげな顔して〜」なんて言われても、顔が引きつっちゃいますよね。
そんなこともあって、春と秋はロケが異様に多くなります。なんせ月刊誌です(笑)
特集以外にも「草履でさんぽ」なんていうコーナーもありますのでやっぱり「草履で」でお散歩するのに、部屋の中ってことはなくて、やっぱりお外を散歩するわけです。
始発出発が増えたりして……
そういう点では、秋よりは春のほうが日の出が早いので、少し元気をもらえます。
飛行機や新幹線があまりにも便利なので、案外終電で帰ってこられたりして、始発&終電という濃厚なスペシャルバリューセットでスーパーハードな出張になったりしています。
晴れ女ですから、まだやってられますが、時々パワフルでエネルギッシュなイケメン雨男に負けたりもして、毎回気合いで低気圧と闘っております。
どこかでみたような気がする☝こちらは、鹿児島。
大河ドラマのロケ地にもなった「仙巌園(せんがんえん)」
や、照國神社など、西郷どんゆかりの地での撮影でした。
一方こちらは、大阪。
子どもの着物の撮影です。抱腹絶倒のロケ現場!
なんせかわいらしいことこの上ありません。
口をタコのようにとんがらせたまま、なんとしても「変顔」にこだわる、普通にしていたら、相当カワイイ変顔少女や、お父さんと一緒にと言ったとたんに誘拐魔に襲われているような拒絶反応でパパを容赦なくこてんぱんにたたきのめす美少女、カメラ目線が色っぽい小学生と、もう笑いの耐えないロケ(詳細はまた後日書きますね)で、楽しませていただきました。
夏日が続いておりますが、花saku編集部はもうしばらく走り続けます(笑)