イタリアのローマで「草履でさんぽ」
朝のコロッセオは観光客もまだそう多くなかったものの、
すれ違う人皆が振り返る、すてきなカップルのきもの姿。
最近では、アベックとか、カップルとか、ペアとか……
そういう「言葉」が死語なんだとか!
では、なんと言うの〜?
後輩によると、「リア充」と言うそうです。知りませんでした。
言葉は生き物。たくさんの言葉が生まれ、そして消えて行きます。
一般的に使われているいろいろな言葉には、
小説家が生みだしたモノも多いそうでです。
さて、このお二人、海を越え、言葉の壁を超え、
今年の7月にカリブリア州の風光明媚なリゾートホテルで
結婚式を挙げるそうです。
右の、フランチェスコさんの出身地です。
フランチェスコさんのお母さまの強い希望で、左のようこさんは、
白無垢をお召しになるのだとか。
フランチェスコさんの親戚、ご両親やご本人のの友人、知人で
200人以上が集まる結婚パーティーだそう。
白無垢姿のようこさんと、黒留袖のようこさんのママは、
きっと注目の的になることでしょう。
結婚式に対する考え方もしきたりもすべてが違うお二人ですが、
「きもの」が遠い国の二つの家族の距離をグンと近づけてくれそうです。
花saku編集部も、着付けやヘアメイクのお手伝いに行く予定でおります。
また誌面でちょっぴりお伝えできたらいいなぁと思っています。
ローマでの「草履でさんぽ」の様子は、和の生活マガジン花saku4月号で
お楽しみ下さい。
映画「ローマの休日」の名場面や、ちょっとした路地など、
地中海全域を支配した古代ローマの隆盛があちらこちらに残る美しい都市。
何千年物時を経て、なぜだか「きもの」が妙に良く似合う、
すてきな散歩になりました。
海外旅行をなさる方は、ぜひ「きもの」をお持ち下さい。
旅の想い出が、一層格別なモノになること間違いなしです。