きものが楽しい季節になりました。さあ、お食事へ、街へ、美術館へ、音楽会へ……。
後ろ姿が注目を集めるのはもちろんですが、自分ではそれほど気にならなくても人からよく見えるのが横姿。
脇から見える帯揚も大きなポイントになります。
きものと帯に色を加えたり、なじませたり。帯揚がすっきりと決まっていると、着姿も決まります。
モデル/浦崎 知聡さん 藤城 恵子さん
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小紋の場合 |
1 帯揚の結び方です。このとき側の帯揚は少し長めになっています。
2 上表にして前で広げます。
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3 右側の帯揚から右、左ともに幅を3分の1に折ります。 |
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5 帯揚をたたんだ下線に指をはさみ、手をお太鼓のほうへスーッと動かして幅を整えます |
6 後ろまで、スーッとなぞりましょう。 |
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8 上前を上にして重ねます。 |
9 ひと結びします。 |
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完成。すっきりときれいにまとまりました。 |
留袖の場合 |
留袖に合わせる帯揚は絞りが多いようです。趣味で着る綸子やちりめんとは異なるので、注意しましょう。
1 基本は小紋と同様です。絞りが中抜きになっているケースが多いので、帯枕に中央部分がくるようになります。 |
2 左右ともに幅を三等分に折ります。 |
3 上前を上にしてクロスさせます。 |
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7 右手人差し指を入れて輪をつくります。 |
8 くずさないように両方の指で帯に入れていきます。 |
完成です。最初の結び目を整えてすっきりさせます。 |
★帯揚が長い場合
帯揚の先をきれいに折り込み、再度、3分の1にきれいに折り、そのまま、元通りに入れ込んでいきます。
★細く見せたい場合
胴の中心の帯をやや下げ気味にすると細く見えます。