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二十四節気と季節の着物合わせ

[ 2022年12月07日 00時00分 ]

大雪のころの着物合わせ

大雪(たいせつ)とは。

初候 閉(そら)寒く冬と成る

天地の陽気がふさがり、真冬が訪れ、
本格的に雪が降り始めるころ。

12月13日には、神社やお寺で「すす払い」が行われ、
年始に向けての準備が始まります。

お出かけをためらうほどの寒い日は、
たんすのなかのきものの整理をするのに良いタイミングです。
特に太平洋側にお住いの方は、空気が乾燥しているこの時季に
新年の準備を兼ねて、陰干しなど、
たんすの整理整頓をしておくことをお勧めします。

畳紙を広げて、すみずみまで眺めているだけでも、
きものに空気が通ります。

お正月に着るきもののコーディネートを考えながら、
大切なきものを取り出してチェックをするだけで
十分なお手入れになります。

その時に重大なシミや汚れを発見したときには
すぐにお手入れに出しましょう。

シミや汚れを落とす一番のコツは「早く出すこと」です。
こうしてチェックをすることで、
きものの傷みを最小限に抑えることもできます。

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大雪のころのきもの合わせ

きもの/袷
帯/経錦、綴織、螺鈿、組帯、唐織、佐賀錦などの袋帯、塩瀬、
縮緬などの染帯 名物裂、刺しゅう、すくい織などのなごや帯
長襦袢/袷
半衿/塩瀬、縮緬 
帯揚/綸子、絞り、縮緬


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帯留のTPOについて

帯留にもTPOがあります。
帯留は主におしゃれきものに着用しますが、礼装用の豪華な帯留もあります。
フォーマルなシーンでは、ジュエリーを使ったタイプなどの
格の高い帯留が良いとされていますが、
立場や役割が大事な装いとなる黒留袖(江戸褄)、
色留の場合は避けたほうが無難かもしれません。

また、茶席では過度な装飾は嫌われますし、
お道具を傷つけてしまうおそれもありますので、
指輪同様に帯留は避けましょう。

おしゃれきものの場合は、素材や形、大きさなどは
ご自身の好みやコーディネートに合わせて選びます。
季節、イベント、自分なりのストーリーを組み立てて、
シャレ心で楽しむのもよいでしょう。
帯留用の台に取り付けて、
洋服用のブローチを帯留にするのも、
個性が出せて素敵ですね。

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