皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
気持ちかキュウキュウしてしまっている方も多いのではないでしょうか。そんな方々に朗報です。
『花saku』でも幾度となくオススメさせていただいたシネマ歌舞伎。
2021版の《月イチ歌舞伎》第1作目として登場するのが、『野田版 研辰の討たれ』。
演劇界の奇才・野田秀樹が初めて歌舞伎の演出をつとめた舞台を映画化された舞台が、初演から20年を迎える今年、再び映画館で上映されます!
★『野田版 研辰の討たれ』作品紹介
★『野田版 研辰の討たれ』予告編
【上映情報】シネマ歌舞伎『野田版研辰の討たれ』
5月14日(金)~20日(木) 全国34館にて上映! → 上映館情報
脚本・演出 : 野田秀樹、出演 : 中村勘三郎、坂東三津五郎、中村福助、中村芝翫、中村扇雀、坂東彌十郎、松本幸四郎、中村獅童、中村勘九郎、中村七之助、片岡亀蔵 ほか
そして、この『野田版 研辰の討たれ』に惚れこんで自ら浪曲化した演目を、6月25日(金)からユーロライブで行われる「浪曲映画祭」にて上演予定なのが、人気浪曲師 玉川奈々福さんです。
撮影=塚田史香
以下、玉川奈々福さんの上映に当たってのインタビューから、一部抜粋のメッセージです。
・・・・・浪曲ならではの注目してほしいポイントはありますか?
野田秀樹さんの演は素晴らしく、大仕掛けのからくりなど、お客さまをワクワクさせるような歌舞伎の舞台ならではの楽しさがあります。しかし浪曲は語り芸ですので、全部を再現するわけにはいかない。その代わり、浪曲ならではの挑戦をしました。浪曲は普段浪曲師ひとりに三味線一丁で上演しますが、『研辰の討たれ』ではお囃子に入っていただいたり、若い浪曲師に大衆の野次をやってもらったりしています。野田秀樹さんが歌舞伎でチャレンジなさったように、私も浪曲で色々チャレンジしています。
・・・・・これから『野田版 研辰の討たれ』をご覧になる方に一言お願いいたします。
この作品は、まさに今の時代とリンクしている作品で、初めて歌舞伎を観る方にもおすすめです。とっても好きな作品ですので、とにかくぜひ観てみていただきたいです。
【映画祭情報】第3回浪曲映画祭
会期 : 6月25日(金)~6月29日(火)
会場 : ユーロライブ(渋谷)
最新情報 → ユーロライブ
※映画館の営業状況は変更になる可能性がございます。ご鑑賞予定のお客様は、各映画館のHPで 最新の営業状況・上映状況をご確認のうえご来場ください。
パワーが欲しい、今日この頃。全国の映画館の状況をみて、ぜひ勘三郎丈の辰次に会って、溌剌とした人間らしいエネルギーに触れてみてください。東京で状況の許される方は、玉福さん版も合わせて、ダブルでお楽しみください。