満開の桜もすてきですが、ハラハラと散る桜もまたすてきです。
桜は、ウットリしたり、ワクワクしたりしますが、
ゾワゾワしたり、不思議な気持ちにさせてくれたりします。
桜には精霊が宿っているからだとか。
私の亡くなった母が入院をしたのがちょうど桜の季節で、
その時は、まさか翌年の桜を母が見ることができなくなるなんて、
生きて帰ってくることがないなんて想像もしていなかったのですが……
以来、桜を見るとどこか切なくて、
そして「来年も桜を見ることができるかな?」などと
心の片隅で思ったりするようになりました。
母が亡くなった年まであと5年を切りました。
さて、和の生活マガジン『花saku』は、月刊誌です。
「和」なので季節感を大切にしています。
……というわけで、目の前のことと同時に来年のことを一部進めます。
極寒の季節や、猛暑の季節にはあまり外で撮影をしません。
和の生活マガジン『花saku』は、読者の皆さまとともに作るので、
モデルも読者モデルさんたちです。
プロのモデルじゃないので、やっぱりあまり苛酷な季節は避け、
できるだけ心地よい季節に撮影をするように心がけています。
桜が咲き始めると、外で仕事をすることが俄然多くなります。
今もちょうど、青森県でロケが終わったところ。
私は花粉症なので、この季節が一番つらくて、
できるだけ薬の世話にはなりたくないと思いつつも、
飲まなきゃやってられない(笑)というわけで、
できる限り「眠くなりにくい」薬を飲んでいるのですが、
「眠くならない」わけではなく「眠くなりにくい」のです。
なので、始発や終電などが続きますと、
やっぱり当然眠くなってきます。立ったまま寝られそう。
意識がもうろうとするなか、集中力を維持するのに、
とても苦労をしています。
花粉症は、なんとなくですが、感覚として関東よりも関西のほうが楽。
東京に帰ってくると、必ず悪化します。
この季節の醍醐味は、もう終わってしまったかと思うと、また桜に出逢えたり、
雪が残っていたかと思うと、風鈴が揺れていたりと、もう何が何だか分からない
季節の行ったりきたり。
4日先の出張の荷物と、来週の出張の荷物などはどうしても持ちきれないので
あらかじめ旅先へ送ることが多いのですが、真夏や真冬と違って、
着物は袷でいいのか? 単衣も入れておくべきか? コートは?
Tシャツは半袖がいいのか? 長袖か?
と、まぁ、そこに立ってみないことには寒いんだか暑いんだかさっぱりわからない!
というスリル満点の旅が続きます。
ホテルでは、冷房と暖房のボタンを押したり、切ったり。
全館一斉暖房が効いていて、部屋がサウナになっている。
しかし、窓を開ければ花粉が入ってくるし……
と、妙なことで悩んでみたりもします。
そんな中、ラストスパートにさしかかっている6月号は、夏のよそ行ききもの♪
夏のきものって、暑くて辛いように思われがちですが、
実は今の季節よりはずっと快適なんです。
スケスケの涼しいきものを着ても笑われないし(むしろジャスト)、
どこへ行っても冷房や扇風機の設備は整っているし……
この季節の「夏日」は、扇風機も冷房もなく、ひたすら根性で頑張るしかありません。
夏のソシアル、夏のよそ行き♪
本当に、読者モデルの皆さま、涼しげに美しく着こなしてくださいました。
もう少し後で、6月号の詳しいことを書きます。
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