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花sakuへのお便り(おしゃべり倶楽部)

『花saku』2021年3月号 読者の声


「恋のない 身にも嬉しや 衣がへ」
(上島鬼貫)
         
夏服への衣がえ、最近は6月1日に一斉ではなく、緩やかな移行になってきています。
『四月一日』という名字を『わたぬき』と読む由来の衣がえは、はるか遠い昔話。
とはいえ、軽いきものに着替えると、恋をしていなくても心が浮き立つ気持ちは、
鬼貫の江戸時代も令和の今も変わりませんよね。
今月も楽しいお便りを、ご紹介します。



読者の皆様からのお便り


●徳島県・60代・女性からのお便り
3月号表紙の、職人さん男衆11名の笑顔が、とても良かったです。
私が行ってみたい産地は、新潟です。南国生まれ、南国育ちなので雪国への憧れもありますが、
雪が育て仕上げる布、そこに住む人々の忍耐と工夫の作品に魅力を感じます。
俳句が趣味なので、佐渡へも一度渡ってみたいです。


編集部より
表紙の職人さんたちの笑顔、大好評でした。染織への情熱と、明るい未来を感じました!



●茨城県・20代・女性からのお便り
「日本全国染織探訪 北の風と南の海と 総集編」を読み、洗えるきものシルックや、
長襦袢、夏地についての特集もしていたのだなぁと、しみじみ。
もっと早く『花saku』に出会っていれば……。織の着物が好きなので、
今年1月号の特集「日本絣ロードものがたり」が面白くて印象に残っています。


編集部より
『花sakuオンライン』でもさまざまな情報を発信します。これからもチェックしてください。



●埼玉県・70代・女性からのお便り
安田先生の「きもの塾」は、毎回とても楽しみでした。

ちょっとしたアドバイスで、着付けがとても上手にできるようになりました。
日本全国で多くの方々が、その土地の技法で着物や帯を作ってくださっていることを感謝しつつ、
これからも楽しんで着物文化を伝えて行けたらと願っています。


編集部より
コロナ収束後の予定は、念願の工房めぐりとか。楽しみですね!



●岩手県・70代・女性からのお便り
「信州 里山の花暦」は、毎号本当に気持ちが和みます。
野の花々を、野にあるように飾り、楽しんでいます。
いつか下諏訪町の「苔泉亭」ギャラリーに、行ってみたいです。
私は和服が大好きで、身につけるだけでなく、身の周り品や室内にも、
古い和布の切れ端を捨てずに大切に利用して、楽しんでいます。


編集部より
野の花で心豊かに、そして古い和布を利用して、和の生活を楽しむなんて、ステキです!



●福島県・40代・女性からのお便り
3月号「きものとわたし」の秋乃ろーざさんは、日本人よりも日本人らしく、
また、日本を好きでいてくれて、うれしくなりました。
私は淡い色の柔らかな着物が好きで、TPOに合った着物を長く楽しみたいと思っています。
が、一度行ってみたいのは、沖縄の紅型の工房です。
黄色などの鮮やかな色を、実際に見てみたいものです。


編集部より
外国人も日本人も関係なく、着物や和の文化や生活を、ともに楽しめる世界にしたいですね。




●長野県・60代・女性からのお便り
レトロモダンな着物や帯が、大好きです。作り手の皆さんには、古いものを継承しつつ、新しい現代の着物に挑戦してほしいです。
自分の着物ライフは、花sakuさんと共にありました。そしてこれからも、着物ライフは続くでしょう。長い間、とても楽しませていただきました。ありがとうございました。


編集部より
長年のご愛読ありがとうございました。『花sakuオンライン』や『着物手帳』を、引き続きよろしくお願いします。




今回でお便りのご紹介は最後となりました。
皆さまからいただいていたおハガキが何よりの励みで楽しみでした。
本当にありがとうございました。


『花saku』2021年2月号 読者の声

笈も
 太刀も五月にかざれ
         帋幟    (松尾芭蕉)
(おいもたちも さつきにかざれ かみのぼり)           
         

福島の古寺で、宝物の義経の太刀、弁慶の笈(背負い箱)を見て、

端午の節供に紙の幟と一緒に飾ってほしいと詠んだ芭蕉。

江戸の中期には、外に鯉のぼりを飾るようになったとか。
現代に続く年中行事は、大切に伝えたいものです。


今月も楽しいお便りを、ご紹介します。



読者の皆様からのお便り


●山形県・70代・男性からのお便り
2月号の特集「きもの着て 桜のトンネルくぐりましょう」で紹介された「着物で歩きたい 天晴れ秀逸桜ベスト20」が、とても良かったです。なかなか旅行もできず、誌上で桜を見せていただき、春を感じました。


編集部より
世の中が新型コロナウイルスでざわついていても、桜は今年も美しく咲き誇っていました。来年こそ、桜を訪ねる旅ができますように。




●栃木県・70代・女性からのお便り
「日本全国染織探訪 西陣薄物御召・秦流舎」のページが素敵でした。私自身は、白地の御召の着物を持っています。帯と組み合わせて新調した着物で、とても気に入っています。新型コロナウイルスが終息したら、この着物を着て、浅草にでも出かけたいと思っております。


編集部より
白地の御召には、どんな帯を選ばれたのか気になります。お出かけできる日が楽しみですね。




●静岡県・60代・女性からのお便り
以前、熱海の梅園を訪れたときのことです。大島紬にグリーンの花織の帯を選び、春を意識して梅の帯留をして行きました。その日は春の嵐。裾はめくれ、髪は乱れてくちゃくちゃになってしまいましたが、一足早く、春の香りを感じることができました。


編集部より
 素敵なコーディネートですね。梅の別名は春告草。一足早い春を満喫できて、何よりです。





兵庫県・50代・女性からのお便り
「温もり手芸教室」の3月号「帯結びの根付」を見て作り、可愛い物ができました。友だちにも作って、プレゼントしようと思います。お出かけがままならず、寂しい日々です。着付けやヘアーセットも忘れないように、本誌を見て、部屋の中で着物を着ては脱ぎ、脱いでは着て、繰り返し楽しんでいます。早く着物で外出したいです。


編集部より
いつでも着物でお出かけする準備は、万端ですね。根付のプレゼントは、きっと喜ばれますよ。




●東京都・50代・女性からのお便り
最後に着物を着たのは、一昨年の8月。淡い水色の小紋を着て歩いていたら、見知らぬ女性から「素敵ですね」と声を掛けられました。着物姿を褒められるのは、嬉しいものです。外出を控えるように言われている現在、着物を身につける気分にはなりにくいですが、こんな時でも気負わずに、普段着として、サラリと軽快に着こなす着物美人に憧れます。


編集部より
在宅時間が増え、普段着物に挑戦しているという報告も増えていますよ。レッツチャレンジ!




●愛知県・60代・女性からのお便り
毎号楽しく読ませていただいていました。時代の流れでしょうが、オンラインへの切り替えとのこと、残念です。インフォメーションは、普段なかなか目にしないような情報が多く、興味深いです。3月号の「きものとわたし」で紹介されたシーラ・クリフさんの著書を、偶然入手していました。改めて、読み直してみようと思います。


編集部より
「花sakuオンライン」でも、さまざまな情報を発信しておりますので、引き続きよろしくお願いします。



『花saku』2021年1月号 読者の声



山路来て 何やらゆかし すみれ草 (松尾芭蕉)         
頭上で桜が咲き誇る季節に、

京都から大津に至る山路の道端で密やかに花開くすみれに「ゆかし=心惹かれる」と思う芭蕉。

330年の時を経た令和の春には、どんなすみれが花開いているでしょう。
皆さんからの楽しいお便りを、ご紹介します。



読者の皆様からのお便り


●青森県・50代・女性からのお便り
1月号の特集「日本絣ロードものがたり」を読み、自持ちの絣以外のことを、全然知りませんでした。どれもすごく手間をかけて作られているのですね。母が買ってくれたとき、「親子で着られるよ」と言われたので、娘に譲って大事に着ていきたいと思います。

編集部より
絣のきものに込められたお母さまの思いが、娘さんへと伝わりますように。



●静岡県・60代・女性からのお便り
日本全国の絣を集めた1月号の特集、特徴や味わいなどがわかりやすく、とても良かったです。馴染みの呉服屋さんの「そろそろ大島紬、どうですか?」のひとことが、紬との最初の出会いでした。買った時よりも、今の方がずっと大島紬の素晴らしさや、絣の奥深さに気づくようになりました。他の絣にもチャレンジしたいです。

編集部より
日本各地に伝わる絣、ぜひ色々挑戦してみてくださいね!



●青森県・60代・女性からのお便り
着物が好きで、ある程度揃えましたが、憧れているのは上布です。高価な物は買えませんが、いつかは着てみたいです。若い頃に、自分でゆかたを着付て出かけたら、前合わせが左右逆て、大変恥ずかしい思いをしました。「きもの塾・美しいショール、コートの着こなし方」は、大変参考になります。

編集部より
憧れの上布を颯爽と纏って、お出かけする日がきますように。



●埼玉県・50代・女性からのお便り
2017年から津軽三味線の演奏会などで、着物を着るようになりました。着物のたたみ方から着方まで、着物に関する知識を得ることができたのは、『花saku』のおかげです。本当にありがとうございました。これからも、オンライン配信を楽しみにしています!!

編集部より
長年のご愛読ありがとうございます。配信も、引き続きよろしくお願いします。



岩手県・60代・女性からのお便り
20代の頃に着付けの先生に「着付けがうまくできなくて、グチャグチャだと思っても、着て出歩きなさい。そうすることで、上達していきます」と言われました。自分が思うほど、他人には着付けのことはわからないものです。その言葉を実行して、着付け下手でも、自信につながりました。

編集部より
着物美人は一日にしてならず。積み重ねが大事なのですね。



●岩手県・女性
新型コロナウイルス感染の中ですが、こういう時だからこそ、家の中でも着物を着て楽しむことが、気分転換になると思います。お家で着物を、実践しようと思っています。

編集部より
「お家で着物」、良いですね! 着物で過ごす上で、困ることや悩みがあったら、ぜひ教えてください。





たくさんのお便りありがとうございました。
引き続き、2021年3月号までにいただいたお便りを更新してまいります。