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教えて安田先生 きもの塾

第138回 きものは魔法使い
2019年10月17日

きものはフォーマルもカジュアルも同じ形ですが、目的によって、素材や模様が異なります。
きないのかといえば、そんなことはありません。

では、同じきものはひとつの用途にしか養 同しきものも着付けやヘアスタイル、帯の合わせ方で多くの場面に対応できます。
"きものは魔法使い"というゆえんです。
1枚のきものを数多くのシーンで着こなすボイントを紹介します。

 
色無地をシーン別に着こなす

シーン1〜縁戚の結婚式に〜

伊達衿、金糸の袋帯 にフォーマル用小物 です。
衿もやや大き 目に抜きます。
帯枕 の位置を高めにして、 お太鼓を大きく、垂 れもやや長めにします。
衿の抜き方や帯揚を 出す分量も含めて、 格式の高さを演出し ています。

 


シーン2〜観劇・会食〜
友人との観劇やラン チなどにぴったりな 着用例です。
フォー マルに比較して衿合 わせもV字が大きく なり、帯揚の出方も 少なめです。
帯枕が 低いため、お太鼓の 形も小さめ、後ろ姿 も優しげです。




シーン3〜ショッピングやランチ会〜

濃い色を使うとしゃれ感がまして見えます。

半幅帯の模様が楽しいアクセントになっています。
変わり結びでおしゃれ度もさらにアップします。
半衿を出す分量を少なめにすると爽やかです。

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